生活習慣

患者さんのための高血圧講座

小さい頃から何となく「高血圧」という言葉は家庭の中で聞くことがあります。
おじいちゃんやおばあちゃんの血圧が高い、お薬をもらう必要がある、お父さんの血圧が高くなったなど、こうした会話を家庭の中で聞いたことがあるという方は多いでしょう。

健康診断を受けるようになると、高血圧は色々な病気の元になることがわかってきますし、低すぎても高すぎても健康被害があるということが理解できてきます。
塩分や食事の栄養バランスが大きく影響するのだということも、生活習慣を見直す必要性がある、ということも理解できてきますが、なぜ血圧が高くなってしまうのか、そこからどうして大きな病気につながる可能性があるのかなど、詳しいことはわからない、という方が多いでしょう。

病気を治療する、改善する、予防するためには、ある程度その病気に対する知識が必要となります。
高血圧に関してもなぜ塩分摂取を制限したほうがいいのか、カロリーを減らしたほうがいいのか、なぜ運動すべきなのか、こうした理由を知って治療、生活改善を行うのと、全く知らずに行うのでは違いが出てきます。

血圧が高い方の治療、予防に欠かせないのが生活改善や食事の見直しなどの「継続」です。
何のために行っていることなのか、という事を理解していれば途中でやめたいと思っても、自分の為だ、この先の将来の為だ、家族の為だと考えることができるでしょう。

こうした理解を深めるために、患者さんに対して高血圧講座などを開き、生活改善や食事について、またお薬の話や合併症についてなどわかりやすく説明する医療機関も多くなっています。
ぜひ、患者さん本人もご家族も参加されてみてはどうでしょうか。

このページの先頭へ