生活習慣

高血圧時の眼底検査

高血圧になると頭痛がしたり気分が悪くなったりと様々な症状が現れますし、高血圧状態が継続すれば、脳卒中や心臓疾患等の重篤な病気を引き起こす要因ともなります。
そのため、血圧の検査には様々な検査がありますが、その中に眼底検査があります。

血圧と目?何の関係があるの?と不思議に思う方も少なくないでしょう。
でも実は眼底と血圧は非常に深い関係があるのです。
血圧が高くなると網膜の動脈が狭細化するという症状がみられます。
また動脈の太さが細かったり太かったりという口径不同という現象も見ることができます。
こうした血管障害がひどくなると、網膜症に移行してしまうのです。

網膜症になると、血管壁から血圧的がしみだしてしまったり、漏れた血液成分が網膜内に溜まり網膜浮腫などが起こります。
このまま治療せずに放置すれば異常を起こした血管は虚血部位となり、血液から酸素や栄養素が届かなくなるため、新生血管と呼ばれる新たな血管を作ります。
この血管はとてももろく、血管が破れて出血すれば網膜剥離となる可能性もあります。
こうなると重大な視力障害を残してしまう事もあるのです。

視力障害が起きれば、日常生活に大きな支障が出てしまいます。
高血圧網膜症などにならないためにも、眼底検査はとても重要な検査です。


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